【まとめ】5~6歳くらいの女の子が好きなディズニー映画5選

はじめに

「ディズニープリンセス」と聞くと、多くの人が華やかなドレスやロマンチックなストーリーを思い浮かべるのではないでしょうか。昔から愛されるクラシックなプリンセス映画から、近年登場した新しいヒロイン像まで、ディズニーが紡ぐプリンセスの物語は常に進化を続け、世界中の子どもたちを魅了してきました。

特に5~6歳の女の子は、「かわいいもの」や「きれいなもの」に憧れを抱いたり、歌や踊りをまねしたりする時期です。さらに、心を揺さぶる音楽に合わせて一緒に歌ったり踊ったりしながら、「自分が主人公になったらこんな冒険ができるかも」と想像力を広げるのも大好き。ディズニー映画の世界観は、そんな女の子の夢や好奇心を満たしてくれる大きな宝庫です。

一方で、プリンセス映画と一口に言っても、作品ごとにテーマや描かれるメッセージはさまざま。「家族との絆」「冒険心」「自己肯定感」「相手を思いやる気持ち」など、子どもの心身の成長に欠かせない学びがぎゅっと詰まっています。ストーリーを楽しむだけでなく、物語のあとに親子で感想を話し合ってみると、子どもの理解が深まり、人としての豊かな感性も育まれるでしょう。
それではさっそく、5~6歳の女の子が特に楽しみやすいディズニー映画5選を見ていきましょう。

なお、男の子編はこちらにまとめておりますのでそちらも合わせて見てください^^


1. アナと雪の女王 (Frozen)

あらすじと魅力

世界中で社会現象ともいえる大ヒットを記録した『アナと雪の女王』は、王国の姉妹エルサとアナを中心に、雪と氷の魔法をめぐる物語が展開します。エルサは自分の魔法をコントロールできず、周囲を傷つけてしまうことを恐れて王国から離れてしまいます。そんな姉を取り戻すために旅に出るアナの奮闘が描かれる一方で、「自分らしく生きる」ことの難しさや、家族や仲間との絆も同時に深く追求されています。

雪や氷の幻想的な描写、美しく迫力ある音楽、そして姉妹それぞれのキャラクター性の魅力が折り重なった本作は、5歳の女の子にもわかりやすく、楽しみながら感動できる作品です。特に「レット・イット・ゴー(ありのままで)」は、子どもたちが自然に口ずさみたくなるパワフルな楽曲となっています。

5~6歳の女の子が楽しめるポイント

  • 華やかな歌とダンス
    映画全体を通して音楽シーンが多く、雪と氷のビジュアルとの相乗効果で、まるでミュージカルのような華やかさがあります。
  • 姉妹・友だちとの絆
    アナの前向きさと、エルサの内面の葛藤が丁寧に描かれているため、単なる「お姫様ストーリー」にとどまらず、深みのある物語になっています。
  • 可愛いキャラクターたち
    雪だるまのオラフやトナカイのスヴェンなど、脇を固めるキャラクターも愛らしい存在感を放っています。

保護者の方への注目ポイント

  • 自己肯定感を育むメッセージ
    「ありのままの自分」を受け入れ、自分の力を恐れずに進んでいくというテーマは、子どもにとって大きな励みになるでしょう。
  • 姉妹や家族の関係性
    兄弟姉妹のいるご家庭であれば、エルサとアナの葛藤と和解の過程を一緒に見ながら家族愛について話し合うよい機会になります。

2. 塔の上のラプンツェル (Tangled)

あらすじと魅力

『塔の上のラプンツェル』は、長い魔法の髪を持つ王女ラプンツェルが、塔の外の世界を初めて旅する物語です。彼女は小さい頃から塔の中で過保護に育てられ、外の世界へ出ることを一切許されてきませんでした。そんな彼女が、ある日塔に侵入してきた大泥棒フリン・ライダーと出会ったことをきっかけに、外の世界へ飛び出す決心をします。
ラプンツェルの純粋で前向きな性格、壮大な冒険、そして美しいランタンのシーンが最大の魅力です。ミュージカル調の楽曲とともにテンポよく物語が進むので、5歳の女の子も飽きずに観やすい構成となっています。

5~6歳の女の子が楽しめるポイント

  • 魔法の長い髪やファンタジックな描写
    ラプンツェルの髪が光るシーンや、ランタンが夜空を彩るシーンなど、キラキラした世界観が女の子の心を鷲掴みにします。
  • 活発で自立心のあるヒロイン
    外の世界に対して好奇心旺盛なラプンツェルの姿は、プリンセスの中でも特に行動的で、子どもが憧れを抱きやすいキャラクター像です。
  • コミカルで可愛い仲間たち
    カメレオンのパスカルや馬のマキシマスなど、動物キャラクターたちがコミカルに動きまわるシーンは、子どもにも大人気です。

保護者の方への注目ポイント

  • 子どもの自立を考えるきっかけ
    ラプンツェルを閉じ込めていた“母親”の存在は、過保護の問題や子どもの自立を阻む要因ともいえます。親子関係について考えるヒントになるかもしれません。
  • 夢や希望を追いかける勇気
    塔の外へ踏み出すラプンツェルの決意や冒険心は、「新しい世界に飛び込む勇気」を子どもに伝えてくれるでしょう。

3. モアナと伝説の海 (Moana)

あらすじと魅力

南の島を舞台にした『モアナと伝説の海』は、自然の美しさと雄大さがあふれる作品です。海に選ばれた少女モアナは、島に迫る呪いを解くため、伝説の英雄マウイとともに大海原へ旅立ちます。強い意志と優しい心を併せ持つモアナの姿は、従来のプリンセス像をさらに進化させたヒロイン像とも言えるでしょう。
美しい海や島の風景に加え、ポリネシア調の音楽が全編を彩ります。リズミカルな歌や踊りが満載なので、5歳の女の子が楽しむ要素がたっぷり。冒険要素が強く、勇気や自信の大切さを学べるストーリーでもあります。

5~6歳の女の子が楽しめるポイント

  • パワフルで主体的なヒロイン
    モアナは「自分がやるべきこと」をはっきりと自覚し、自分の意志で行動を起こす姿が印象的。自主性に憧れる子どもは多いでしょう。
  • 海がまるでキャラクターのように動く
    海の水がモアナを助けるシーンなど、ファンタジックな演出が盛りだくさん。壮大な海の描写はそれだけで魅力的です。
  • 明るくノリの良い音楽
    テンポのいい歌が多く、子どもは自然と体を動かしたり、真似して歌ったりしながら鑑賞を楽しめます。

保護者の方への注目ポイント

  • 自己肯定感や使命感
    モアナが自分の内なる声に従って旅に出る姿勢は、子どもに「自分の考えを大切にする」ことや「チャレンジする勇気」を教えてくれます。
  • 家族や部族のつながり
    モアナを見守る家族や島の人々との関係も丁寧に描かれており、「共同体の中でどう生きるか」という視点を親子で話し合うきっかけにもなるでしょう。

4. ミラベルと魔法だらけの家 (Encanto)

あらすじと魅力

コロンビアをイメージしたカラフルな町と音楽が舞台の『ミラベルと魔法だらけの家』。マドリガル家は、家族全員がそれぞれ違った“魔法の才能”を与えられています。ところが、主人公のミラベルだけは魔法の才能を授からないまま育ち、「自分には何の特別さもない」と感じています。
しかし、ある日家族の魔法に危機が訪れるとき、ミラベルは自分にできることを探し、家族を救う方法を模索し始めます。大きく賑やかな家族の中で、自分のアイデンティティや役割を探す姿、そして家族それぞれが抱える問題を解決するプロセスは、子どもにも理解しやすく共感を呼ぶ要素があります。

5~6歳の女の子が楽しめるポイント

  • 色彩豊かな映像と音楽
    コロンビアの文化を背景にした華やかな衣装や建物、民族音楽がふんだんに取り入れられ、見ているだけで心が踊ります。
  • 魔法の才能がいっぱいの家族
    姉妹やいとこなど、それぞれが違う魔法を使いこなす様子は面白く、「誰の能力が一番好き?」と親子で盛り上がれます。
  • 主人公の頑張りに共感
    「魔法が使えない」と落ち込みながらも、一生懸命家族のために動くミラベルの姿は、応援したくなる魅力にあふれています。

保護者の方への注目ポイント

  • 家族関係の多面性
    家族が多い分、それぞれのキャラクターが抱えるプレッシャーや悩みが多彩に描かれています。大人が観ても共感する部分が多く、子どもとの対話のきっかけになります。
  • 特別じゃなくても大切な存在
    ミラベルの立ち位置が示す通り、「目に見える才能」だけが価値ではないというメッセージがしっかりと込められています。子どもの自己肯定感を高める良い機会になるでしょう。

5. リトル・マーメイド (The Little Mermaid)

あらすじと魅力

ディズニープリンセス映画の中でも長年愛され続けている名作、『リトル・マーメイド』。海の世界に暮らす人魚姫アリエルが、地上の世界に憧れて、人間の王子エリックに恋をするところから物語が動き出します。アリエルは魔女アースラの力を借りて人間の足を手に入れますが、その代わりに大事な声を失ってしまい、さまざまな困難に直面することに。
美しい海の世界や魅力的な音楽、そして自分の夢を叶えるために前向きに行動するアリエルの姿は、今の時代にも色あせない普遍的な魅力を持っています。子どもにとっては「人魚」や「海」というファンタジックな設定が刺激的で、想像力を広げてくれるでしょう。

5~6歳の女の子が楽しめるポイント

  • 人魚姫というファンタジー要素
    人魚の姿で泳ぎ回るアリエルや、海の仲間たちとの世界は、まるでおとぎ話の絵本をそのまま映像化したような魅力。
  • 色とりどりの海中シーン
    魚たちが踊り歌うシーンは、カラフルで音楽も陽気。5歳の女の子でも飽きずに楽しめる構成です。
  • 恋や憧れの気持ち
    まだ恋愛の要素はピンとこない子でも、「憧れの世界に行ってみたい」という気持ちは共有しやすく、アリエルの行動にワクワクしながら観られます。

保護者の方への注目ポイント

  • 自己決定と責任
    アリエルの選択は自分の声を失うほどリスクの高いものですが、自らの意思で決断し、その結果と向き合う強さを見せます。子どもに「決断には責任が伴う」ことを伝えるきっかけにもなるでしょう。
  • 親子関係と思春期の入り口
    海の王である父親トリトンとの衝突は、親子の価値観の違いを象徴するシーンです。まだ5歳だと先の話に思えるかもしれませんが、「親の心配」「子どもの成長」を考える題材としても興味深いポイントです。

まとめ

以上、5歳の女の子におすすめしたいディズニー映画として、

  1. アナと雪の女王
  2. 塔の上のラプンツェル
  3. モアナと伝説の海
  4. ミラベルと魔法だらけの家
  5. リトル・マーメイド

の5作品をご紹介しました。いずれも、「歌や踊り」「キラキラした世界観」「勇気あるヒロイン」という、女の子が特に喜ぶ要素が満載の作品ばかりです。どれも家族の絆や自己肯定感、未知の世界へのチャレンジなど、人として大切なメッセージをしっかり含んでいるのも特徴的。

5歳の女の子は、映像や音楽に合わせて体を動かしたり、キャラクターになりきったりと、実際に“ごっこ遊び”をしながら作品世界を満喫することが多いでしょう。そうした体験を通じて、「自分なりの表現」を見つけたり「新しいことを学んだり」していくのは、子どもの想像力や創造力を育てる上でも大きな意味を持ちます。

また、大人の視点からは、「プリンセス映画ってどうしても恋愛中心になってしまうのでは?」と心配する方もいるかもしれません。

しかし、近年のディズニー作品では、恋愛だけでなく「自分の人生を自分で切り開く」「家族や仲間との関係を深める」といった力強いテーマが色濃く打ち出されています。そのため、子どもたちに自立心や前向きな姿勢を学んでもらう上でも、実はとても良い教材となるのです。

映画鑑賞後には、「どのキャラクターが好きだった?」「もしあなただったらどうする?」といった質問をしてみると、子どもなりの解釈が生まれてくるでしょう。子どもが好きな歌を一緒に歌ってみたり、お絵かきでキャラクターを描いたりすれば、作品の余韻をさらに楽しめます。ぜひ親子での映画鑑賞の時間を大切にして、ディズニーの世界にたっぷりと浸ってみてください。そうすることで、女の子の

夢や憧れがより豊かに育まれ、家族の思い出にも華やかな彩りが加わるはずです。